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デヴィッド・ヒューソン David Hewson


1953年 イギリスのヨークシャー生まれ。<タイムズ紙>の記者を経て、作家に。
イタリア・ローマを舞台としたミステリー、ローマ市警の新米刑事ニック・コスタのシリーズをはじめ、「ヴェネツィアの悪魔」などの秀作もおすすめ。

死者の季節 上下 A Season for the Dead
刑事ニック・コスタ シリーズ1
ヴァチカン図書館にひとりの男が乱入し、衛兵に射殺された。殺される直前、男は図書館にいた女性の前で手にしていた人間の生皮を広げ、「聖バルトロメオ」という言葉を残した。事件を知った刑事コスタは、ヴァチカンがローマ市警の管轄外であるにもかかわらず、男の言い残した言葉に従い、聖バルトロメオ教会へ向かった。そこで彼が目にしたものは、全身の皮を剥がれた死体----。そして、凄惨な連続殺人事件の幕が開けた... 以上 死者の季節 上巻

ローマで続く連続殺人の被害者は皆、カトリックの殉教者たちと同様の死を迎えていた。事件の解決に向け、刑事コスタは相棒のロッシと奔走する。だが、再び陰惨な殺人事件が起きた。今回の犠牲者が迎えたのは、カラヴァッジョの宗教画にある聖ヨハネそのままの最期。犯人の目的はいったい何なのか?カラヴァッジョの絵が伝えようとしているものは?捜査を進めるコスタを待ち受けていたのは、恐るべき真実と悲劇だった。  以上 死者の季節 下巻

洋書は、 A Season for the Dead

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生贄たちの狂宴 上下 The Villa of Mysteries
刑事ニック・コスタ シリーズ2
テヴェレ川沿いの泥炭の中から、ほぼ死亡当時のままの状態の、美しい少女の死体が発見された。服装や、埋められていた状況から、その死体は、何世紀も前に途絶えている古代カルトの儀式によって埋葬された、考古学的価値のあるものと思われた。だが同じころ、ローマ市内では、その死体にそっくりな少女が何者かに誘拐されるという事件が発生していた…。熱血新米刑事ニック・コスタが、時を超えたふたつの事件に挑む。 以上 生贄たちの狂宴 上

『ディオニュソスと秘儀の館』―古代カルトの儀式は、現代でも続いていた。その背景には、ローマの暗黒街に関わる大物たちの姿も見え隠れしていた。このままでは、誘拐された少女が新たな殺人事件の被害者となる可能性が高い。少女の行方を必死に捜す刑事コスタ。やっとのことで、遺跡の中にある『秘儀の館』を発見するが、恐ろしい罠が彼を待ち受けていた。自ら儀式の“生贄”となってしまった彼が、そこで見たものとは…。 以上 生贄たちの狂宴 下

洋書は、 The Villa Of Mysteries

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聖なる比率 上下 The Sacred Cut
刑事ニック・コスタ シリーズ3
熱血新米刑事コスタシリーズ、第3弾。
クリスマスの5日前。ローマはいつにない大雪に見舞われていた。そんななか、閉館後のパンテオンに侵入者がいるとの通報を受けたローマ市警刑事ニック・コスタは、相棒のペローニとともに現場へ向かう。どうせ行き場をなくしたホームレスに違いない…。だが、天窓から雪舞い降りる幻想的な神殿で彼らを待ち受けていたのは、背中に不可解な紋様が刻まれた女性の全裸死体だった―。 以上 聖なる比率 上

FBIの介入により、死体に刻まれていたのが「聖なる比率」と呼ばれる紋様であること、同様の他殺体がアメリカをはじめ各地で発見されていることがわかった。FBIと協力して捜査を進めることになったローマ市警だったが、彼らは何かを隠しているようで、進展ははかばかしくない。堪忍袋の緒が切れたニックたちは、独自に捜査を進めることに。だがその先には、さらなるおぞましい死と、国家を巻き込む陰謀が隠されていた―。 以上 聖なる比率 下

洋書は、 The Sacred Cut

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ヴェネツィアの悪魔 上下 The Lucifer's Shadow 水の都ヴェネツィア。10年前に殺害された美貌のバイオリニストの墓から、遺体とともに埋葬されたガルネリのバイオリンが盗まれるという事件が起こった。それから3ヵ月後。ヴェネツィアの骨董商スカッキの館に、夏の間だけ資料整理のアルバイトとしてやってきたイギリスの青年ダニエルは、館の地下で古い作曲者不詳の楽譜を発見する。消えたガルネリと楽譜にまつわる謎が、ダニエルを18世紀に起こった悲劇へと誘う…。歴史と音楽が紡ぐ幻想的なミステリ。 以上 ヴェネツィアの悪魔 上

ある人物の策略により、館の地下で発見した作曲者不詳の楽曲を、自分の作品と偽って世間に発表しなければならなくなったダニエル。さらに、雇い主のスカッキが何者かに殺害され、彼は自分の周囲で不可解な力が働いていることを感じ始める。スカッキを殺した犯人を突き止めようとするダニエルだったが…殺されたバイオリニスト、古い楽譜、骨董商の死、そして18世紀に起きた悲劇―すべてに思いがけない結末が待っていた。二つの時代が重なる壮大な物語。 以上 ヴェネツィアの悪魔 下 (ランダムハウス講談社文庫)

洋書は、 Lucifer's Shadow

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